トーホー・北関東(本社・栃木県宇都宮市)は4月16日、宇都宮市のマロニエプラザで「2025総合展示商談会」を開催した。出展メーカー数は150社、190小間。来場予定者数は800軒・1500人。栃木県内を中心に、北関東エリアのホテル・レストランや飲食店、老健施設など多数のユーザーが来場した。
「食の最新情報の提案」をテーマに、国内外の有力メーカー・商社の新製品や重点製品、トーホーグループのオリジナル商品やサステナブル商材など、幅広い業種業態に対応した提案を披露。アスピット(外食産業向け業務支援システム)やFMI(厨房機器)、鶴ケ谷(中華専門商材)など、トーホーグループ各社も出展した。WEB発注システムの「toho Order Pro TOP」や輸出や海外出店支援の取り組みも紹介した。
トーホー・北関東の提案コーナーでは、「toho coffee」と有機フェアトレードコーヒーの試飲や、プライベートブランド「EAST BEE」商品の提案を強化。ランチやディナー、朝食・スイーツなど、カテゴリー別に多彩な商材を紹介し、来場者の注目を集めていた。
そのほか、人手不足解消やロス軽減につながる簡便商材や、水産・畜産・農産素材を活用したメニューの提案、テイクアウト・デリバリー向け商品や、サステナブル商品など、グループの総合力を生かし、ユーザーの課題解決につながる提案に力を入れた。
会場内ではキャッシュ&キャリー部門による新鮮食材の展示即売も実施。国産の生本マグロの解体ショー・即売会も賑わいを見せた。
前期売上高181億円 今期5%増を計画

なお、トーホー・北関東の前期(1月期)業績は売上高181億円(前年比2%増)。外食市場の回復に加え、各支店における得意先との取り組み強化が奏功し、2期連続で増収増益を達成した。
3月下旬には、築西支店とつくば営業所を統合し、「茨城西支店」(茨城県下妻市)を新設。倉庫スペースも拡充し、茨城県南エリアの営業体制を強化する。
今期は売上高5%増(約190億円)を計画。展示会は宇都宮を皮切りに、那須・前橋・水戸・茨城西の各支店で順次開催を予定しており、下期に向けてさらなる拡販につなげる。
久保田聖也社長は「2015年にトーホーグループの3社が合併し、トーホー・北関東に社名変更して今年10月で10周年を迎える。グループ各社と連携し、今後も地域のお客様に根付いた提案活動を推進していく」と意気込みを語った。
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