久世「フードサービスソリューション2025」 外食の価値創造と課題解決を支援

久世は3月11~12日、東京・池袋サンシャインシティで春季展示会「フードサービスソリューション2025」を開催した。出展メーカー245社、2日間でユーザー約3700人を招いた。

「食は最も身近なエンターテインメント~外食で感じる非日常性やレジャー性~」をテーマに、外食の普遍的な価値であるおいしさ・楽しさの実現に加え、人手不足や原価高騰などユーザーが抱える課題を具体的に解決できる商品や情報を提案した。

久世の提案コーナーでは、食材のポテンシャルを引き出す「KUZE LABO」、トレンドの韓国・台湾メニュー、人気のかき氷スイーツなどを紹介。価格高騰が続く米の代替として、もち麦やパスタ・麺メニューの提案、食用油では長持ち油の提案も注目を集めた。

オリジナル商品では、「メイキット」ブランドから低温真空調理の合鴨ロースや豚たん、「ドルチェーゼ」ブランドの「絞れるモンブランクリーム」など新商品を中心に紹介した。そのほか、JFSAコーナーや国分グループ(酒類、冷食)などパートナー企業との取り組みや、産地直送の水産商材の提案も目立った。

久世真也社長は会見で、第3四半期までの概況を説明。売上高は5.6%増と堅調だが、利益面では物流センターの新設等による費用増加(約10億円)もあり、営業利益は14.9%減。コロナ禍で縮小した物流キャパシティーの拡充により、EC事業や次世代物流の構築を検討していることや、顧客情報と商品の流れを制する業務改革とDX推進を加速させる考えを示した。

株式会社アピ 植物性素材