4.4 C
Tokyo
8.5 C
Osaka
2026 / 01 / 07 水曜日
ログイン
English
飲料系飲料アサヒ飲料「ワンダ」24年ぶりにブランド刷新 新ペットボトルコーヒーは「ブラックは苦くて飲みにくい」などの不満点解消目指す

アサヒ飲料「ワンダ」24年ぶりにブランド刷新 新ペットボトルコーヒーは「ブラックは苦くて飲みにくい」などの不満点解消目指す

 アサヒ飲料は「ワンダ」ブランドで24年ぶりとなる大規模なリニューアルを実施し、ブランド価値を高めていく。

 3月18日、事業方針説明会に登壇した米女太一社長は「100年ブランドの継続的な成長を目指すとともに、新100年ブランドを見据えて、『ワンダ』『十六茶』『おいしい水』に重点的に経営資源を投入する」と意気込みを語る。

 新100年ブランドに向けた取り組みの第一歩として、「ワンダ」ブランドのフルリニューアルを4月1日に実施。ロゴを変更するとともに、新たに“はじまりのコーヒー”をコンセプトに定める。

 野村和彦取締役兼常務執行役員マーケティング本部長は「『モーニングショット』に代表されるように、『ワンダ』の元気なイメージで、色々なはじまりのシーンを応援していきたい」と説明する。

左からアサヒ飲料の米女太一社長、取締役兼常務執行役員マーケティング本部長
左からアサヒ飲料の米女太一社長、取締役兼常務執行役員マーケティング本部長

 既存のSOT缶は「はじめる前の区切り・気晴らしに飲むコーヒー」をテーマに刷新。ボトル缶は「集中しはじめに、短時間で気分を上げるコーヒー」として刷新する。

 ブランドリニューアルとともに、ペットボトル(PET)の新商品も発売。

 新商品「ワンダ クリアブラック」(以下、クリアブラック)「ワンダ ロイヤルラテ」(以下、ロイヤルラテ)によって、これまでのPETコーヒーに満足していなかったユーザーのニーズを掘り起こす。

 「今までのPETコーヒーに満足いただけず手に取らなかった方に向けて違う価値を提案することで、まだ大きな可能性があるとみる。後発だからこそ、改めてアサヒ飲料が新しい提案をすることで活性化する」と語る。

 「クリアブラック」は、水分補給ニーズにも応えられる、コーヒー感はありつつもすっきりとした味わいに仕立てた。
 「PETコーヒーに対して、ブラックは苦くて飲みにくいと感じている方や、水で薄めて飲んでいらっしゃる方もいる。PETコーヒーに諦めていた方、手を出さなくなっている方にご提案することで、“こんな商品ができたんだ”という驚きや喜びにつなげたい」と説明する。

 一方「ロイヤルラテ」は、コーヒー感をしっかりと感じられる中味に設計した。
 同社は、既存のPETのラテは甘さやミルク感が強い商品は多いものの、コーヒー感に物足りなさを感じているユーザーが存在すると分析。これまでにない、しっかりとコーヒー感を感じられるラテとして打ち出す。

 パッケージでは、前向きさやはじまりを象徴するアイコンを配置し、明るい世界観を表現した。
 「クリアブラック」は“爽やかな1日のはじまり”を後押しするデザイン、「ロイヤルラテ」は“ゆるやかに気分をあげたい午後のはじまり”をイメージしたデザインにしている。

 今後は2つの新商品の育成に向け、PETコーヒー新規ユーザーや離反層の取り込みに注力する。

 「これまで『ワンダ』ブランドはあまりコミュニケーションをできていなかったが、サンプリングやTVCMの放映で、今まで以上に『ワンダ』を浸透させる。商品には自信を持っているため、まずは飲んでいただき、リピートにつなげたい」と力を込める。

 「クリアブラック」「ロイヤルラテ」の発売初年度の目標は、2品合計で300万ケース。2025年の「ワンダ」ブランド全体の販売計画は前年比6.2%増の2670万ケース。
米女社長は「コーヒー飲料市場全体は横ばいか下がる傾向にあると思うが、『ワンダ』ブランドはしっかり伸ばすことで、市場でのシェアを拡大していきたい」と述べる。

関連記事

インタビュー特集

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。