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流通・飲食中食・惣菜コメダ 小規模出店可能なおむすび屋 新宿に1号店

コメダ 小規模出店可能なおむすび屋 新宿に1号店

全国で喫茶店を展開するコメダ(愛知県名古屋市)は2月22日、東京都庁近くの新宿センタービル地下1階に新業態の1号店「おむすび 米屋の太郎 新宿センタービル店」をオープン。同日開店した「コメダ和喫茶 おかげ庵」15店舗目への併設で、テイクアウトを中心に展開。和のブランドを強化しつつ、出店戦略の柔軟性を高める。

21日の説明会で杉野正貴取締役は「おかげ庵で2015年から提供してきた『おむすびモーニング』が6~7割のお客様から支持されており、ニーズありと判断した」と話し、「『和のくつろぎ』を強化するおかげ庵の姉妹ブランドに位置付ける」とした。

小規模立地に出店できるため出店戦略に柔軟性を持たせられる。「おかげ庵併設型」と「単独型」の2形態で、単独店は10~20坪程度を想定。

おむすびは23種類を用意。専用にブレンドした国産米、伊勢湾・鬼崎産の優等級海苔、独自ブレンドの塩を用いる。

目玉は「天むす」(税込380円)、「うなぎむすび」(580円)、「味噌ヒレカツむすび」(330円)など愛知名物や特産品を使った「名古屋おむすび」5品。作り置きはせず注文後に作る方式で「温かいものは温かいうちに」というコメダの理念を実現。愛知の赤味噌をブレンドして使う「赤だしの豚汁」(380円)など35品をラインアップし、おかげ庵店内でも一部を注文できる。

新宿に出店した理由は「オフィス街のニーズを探るため」(杉野氏)。2月26日にイートインスペースつき単独店「樹モール店」(埼玉県川口市)、2月28日に併設店「大宮東口店」(さいたま市)と立て続けにオープンし、地域に愛されるブランドづくりや和の価値訴求を通じて出店拡大の準備を進める。

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