浜乙女は今春、ふりかけカテゴリーで新商品攻勢をかける。
定番シリーズの新味投入やロングセラー商品のグレードアップ、新たなコンセプトによる新シリーズなど計4アイテムを2月3日に一斉発売した。物価高騰を背景に節約志向が強まる中でふりかけカテゴリーは好調だが、品揃えの幅を広げることにより消費者の選択肢を広げ、売上拡大につなげる。
定番人気の「徳用ふりかけ」シリーズからは、鯖の削り節を使用した「徳用ふりかけ 焼さば風」(40g、希望小売価格税込237円)を新発売。おにぎり専門店でも人気具材である「香ばしいさばの塩焼き」をイメージした味付けで、さばの風味を生かしながら、クセがなく食べやすいように仕上げている。「カルシウム」や「DHA・EPA」入り。
「磯のふりかけ」(40g、同226円)は、1960年に誕生した同社の初代ふりかけ商品で、今年発売65年目を迎える。これまで風味やパッケージなど、リニューアルを重ねてきたが、原点である甘辛い味付けに加え、さらに海苔本来の味と風味を追求するため、海苔の配合量を増やして磯の味わいを刷新。パッケージも、昨今のレトロブームに寄り添った復刻デザインに変更し、新旧ファンの取り込みを狙う。
また今春は“青じその香り”をコンセプトにした「香るごはんシリーズ」を新たに展開する。
さっぱりとした青じその風味と明太子のピリッとした辛味のバランスにこだわった「香るごはん 青じそと明太子風」と、青じその爽やかさと焼さばの香ばしさの絶妙な組み合わせが食欲をそそる「香るごはん 青じそと焼さば風」の2アイテム。混ぜ込みでもふりかけとしても利用でき、春の行楽など弁当ニーズに応えていく。各20g、同162円。
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