名糖産業(名古屋市、三矢益夫社長)は2月10日、今年9月1日付で商号を「株式会社meito」に変更すると発表した。
6月開催予定の定時株主総会で、定款の一部変更が承認されることを条件として正式決定の運びとなる。
長く親しまれてきたブランド「meito」と商号を統一することで、さらなるブランド認知と企業価値の向上を図る。
同社は1945年に家庭用医薬品を製造する「富士製薬株式会社」として創業。51年にチョコレートやキャンディの菓子製造を開始し、53年に「名糖産業株式会社」に商号を変更した。
その後、日本初の粉末ジュースの製造開始、当時高級品だったチョコレートの徳用大袋の発売など先駆的な取り組みにより食品事業の基盤を構築。
一方、化成品事業では、日本で初めての代用血漿デキストランの工業化、微生物から新たに発見した生産菌による脂肪分解酵素リパーゼの製造や動物レンネットの代替として世界で初めての微生物レンネットの開発など、世界屈指の化成品メーカーとしてグローバル展開している。
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