海外輸出をチャンスに 日本ハム・ソーセージ工業協同組合関西支部

日本ハム・ソーセージ工業協同組合関西支部はこのほど、「新春年頭会議・賀詞交換会」を開催し、会員、関連団体から約30人が参集した。

冒頭、木藤哲大支部長(日本ハム会長)は「業界の生産量は、ピークの55万tから現在は52万t前後と危機感を覚える状況にあるが、われわれはいかに持続可能なビジネスモデルを構築していくかが重要だ。チャンスとしては海外が重要になる。当組合では昨年、台湾、香港、シンガポールの3か国で展示会を実施した。日本食品に対する評価は、われわれの想定以上に高くなっている。海外から入ってきた日本の食肉加工だが、海外輸出が一つの機転となるよう推進する必要がある」と各位訴えた。

続いて伊藤功一副支部長(伊藤ハム社長)は「ハムソーの生産量は減少傾向にあるが、食品メーカーとして消費者の食卓や外食産業のメニューなどもっと貢献できる余地はある。また、物流など非競争分野では協調の議論を重ねていくことが重要だ。関西地区では大阪・関西万博がある。日本の食の良さを理解いただき、今後の輸出につなげていきたい」と語った。

続いて、日本ハム・ソーセージ工業協同組合の強谷雅彦専務理事などのあいさつがあり、その後は懇親会も開催された。懇親会では、木藤支部長が冒頭あいさつし、中締めはプリマハムの佐々木伸執行役員西日本支社長が一本で締めた。

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