「コメ高騰への対処を」 日本惣菜協会・平井会長

日本惣菜協会は1月23日、都内で「25年賀詞交歓会」を開催し、約750人が出席した。賀詞交歓会前の新春セミナーでは、ユニバーサルスタイル社長で日本パラリンピック委員会運営委員の初瀬勇輔氏が講演。視覚障害者柔道との出会いや同競技90㎏日本代表として北京パラリンピックに出場した経験を語った。さらに企業が障がい者を雇用するためのポイントについて説明。「impossibleからI’m possible(不可能が可能に)」というメッセージを紹介した。

賀詞交歓会では冒頭、平井浩一郎会長(ヒライ社長)があいさつ。平井氏は「米の価格が一俵4万円を超えた。一昔前なら米騒動が起きてもおかしくないだろう。米を食べることが贅沢になるような時代が来ることを中食・惣菜業界が許してはならない。共同で対処することが協会の使命だ」と語り、会員に連携を呼びかけた。

乾杯のあいさつにはキユーピー社長の髙宮満氏が登壇、髙宮氏は「初瀬さんの講演を聞いて、ヘラルボニーの話を思い出した。知的障がい者を応援するのではなく、その方々の才能を情緒的価値に変えてビジネスを展開している企業だ。中食・惣菜は便利で人々の役に立っている。これに憧れ、感動、情緒的価値を付与すれば無限の可能性になる」と力強く語った。会場では新入会した49社を紹介。さらに惣菜管理士資格試験で優秀な成績を収めたニップンの西川友貴さんを表彰した。

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