寿がきや食品は1月27日、テーブルマークのグループ会社・加ト吉水産が保有する即席麺ブランド「ホームラン軒」の商標権を取得することで合意、契約を締結したと発表した。
譲受金額は非公表。譲受実行に伴い9月1日から、寿がきや食品ブランドとして「ホームラン軒」を含む即席麺ブランドの販売を開始。即席麺事業のさらなる成長につなげていく。
「ホームラン軒」は、ノンフライ麺のもちもちとした食感やていねいに仕込んだこだわりのスープが特徴。長年消費者に愛されてきたブランドで、現在は主に東北エリアを中心に販売されている。
寿がきや食品では、21年6月末に加ト吉水産群馬工場を譲り受け、以降は同社関東工場として「ホームラン軒」の受託製造を行ってきたが、自社商品の多様化とブランド強化を見据え、同ブランドの商標権取得を判断した。
今後は「ホームラン軒」の持つ伝統や価値を尊重しつつ、寿がきや食品ならではの技術力を活用。自社ブランドとして、より魅力的な商品展開を図っていく。販売エリアも、関東での営業活動を強化していく考えだ。