7.2 C
Tokyo
7.9 C
Osaka
2025 / 12 / 28 日曜日
ログイン
English
業務用新フライドポテトを外食店に サクサク食感を極限まで追求 日本マッケイン・フーズ

新フライドポテトを外食店に サクサク食感を極限まで追求 日本マッケイン・フーズ

日本マッケイン・フーズは、サクサク食感を極限まで追求した冷凍フライドポテトの新商品「SureCrisp MAX(シュアクリスプ マックス)」を24年12月から国内の外食店向けに本格販売している。

キャッチコピーは「見た目も味もクリスピーさマックス」。特許製法による独自開発のバッターで衣を薄く均等にコーティングし、揚げたてのサクサク食感を30分経過後も持続できる。同社は「日本のフライドポテト市場はプレーンタイプが約7割を占めるが、当社のおいしくて食べ応えあるコーティングタイプで市場を活性化したい」と意気込む。

このほど「SureCrisp MAX サクサクポテト 戦略発表・新製品試食会」を都内で開催した。カナダにグループ本社を置くマッケイン・フーズは世界有数の冷凍フライドポテトメーカー。日本法人(1987年設立)のアンソニー・ロビンソン社長によると、世界で食べられている膨大なフレンチフライの4本に1本はマッケイン社製だという。各国・地域に合計54工場を置き、160か国以上で販売する。

安念剛氏㊧とアンソニー・ロビンソン社長
安念剛氏㊧とアンソニー・ロビンソン社長

「シュアクリスプ マックス」は欧米で先行発売したが、アジアでは日本が初上陸となる。製造は米国・アイダホ州の工場。「シュアクリスプ」シリーズの既存品はプレーンタイプと変わらない薄い衣でのコーティングだったが、新商品はごつごつした見た目とサクサクした食感が際立つ個性派に仕上げた。事前の調査で「日本の消費者は海外と比べて見た目のおいしさに魅力を感じる傾向が強い」との結果が得られ、早期の市場投入を決めた。なお日本はフライドポテトの消費量が世界第9位と上位にある。

今後の方針について、日本マッケイン・フーズの安念剛マーケティングマネージャーは「当面は外食向けに展開する。カジュアルレストラン、独立系のファストフード、居酒屋など幅広い業態で付加価値あるフライドポテトとして提供できる。25年を“クリスピー元年”に位置付け販売拡大を図っていく」とした。

「シュアクリスプ マックス」を使ったメニューを提供し、キャンペーン(24年12月20日~25年1月30日)にも参加している飲食店「BIER REISE’98」の阿部博章氏は「フライドポテトはお客様が来店して最初に注文することも多い。そのメニューが30分経過してもサクサク感を維持できることは非常に価値がある」などと話した。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。