湯島天神で受験生らに“勝ち豆”の異名を持つブルーマウンテンコーヒー無料配布 リチャーズ駐日ジャマイカ大使が晴れ着姿で応援

 ジャマイカコーヒー輸入協議会(AJIJC)は、「ジャマイカブルーマウンテンコーヒーの日」の1月9日、東京都文京区の湯島天神で、合格祈願に訪れる受験生らに“勝ち豆”の異名を持つブルーマウンテンコーヒーを無料配布した。

 受験生の応援が目的で、今回が初の試みとなる。
 “祈 合格”やKACHIMAMEくんのキャラクターをあしらった「ブルーマウンテンNO.1」のドリップコーヒーの個包装(12g)を2500個用意して午前9時から境内で配布した。

 ショーナ・ケイ・リチャーズ駐日ジャマイカ大使も晴れ着姿で応援にかけつけた。

 ブルーマウンテンコーヒーは、ハリケーンなど度々襲ってくる試練と収穫後の厳しい品質検査を乗り越えて出荷されることから、AJIJCでは「試練に打ち勝った=勝ち豆」と称している。

「ブルーマウンテンNO.1」のドリップコーヒーの個包装(12g) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「ブルーマウンテンNO.1」のドリップコーヒーの個包装(12g)

 AJIJCは1981年に設立され、ジャマイカコーヒー最大輸入国のポジションを維持。
 1988年に発生したハリケーン・ギルバートは風速80mを観測したとされ、ジャマイカを横切りコーヒーを含むジャマイカの農地が大打撃を受けた。

 コーヒー農園の復興を支援すべくAJIJC会員企業がジャマイカに資金の貸し付けを行い、ジャマイカから長きにわたりコーヒー豆で返済を受けたこともあった。

 AJIJCはアタカ通商、MCアグリアライアンス、兼松、UCC上島珈琲、豊産業、ワタルの会員企業6社で構成されている。

 1976年1月9日、ジャマイカの主都・キングストンの港から日本に向けて過去最大量のコーヒーが出荷されたことにちなみ、日本では、AJIJCの働きかけにより2018年から1月9日を「ジャマイ カブルーマウンテンコーヒーの日」としている。
 現在は海外でもこの日を記念日と定めている。

左から応援にかけつけたAIJICの上島達司会長、AIJICの上吉原和典氏、リチャーズ駐日ジャマイカ大使、ピアート駐日ジャマイカ大使館副領事 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
左から応援にかけつけたAIJICの上島達司会長、AIJICの上吉原和典氏、リチャーズ駐日ジャマイカ大使、ピアート駐日ジャマイカ大使館副領事
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