ギンビスは「たべっ子どうぶつ」「アスパラガスビスケット」「しみチョココーン」など各ブランドで消費の二極化に対応した秋冬新商品を投入している。
消費者の“普段の節約志向”と“時には贅沢をしたい志向”の両方のニーズに対応してブランドと生活者の接点を増やしていくのが狙い。
取材に応じた営業本部広報担当の吉村萌子さんは、秋冬新商品の骨子について「2つのテーマを設けおり、1つが消費の二極化に対応した商品、もう1つが“ギンビスならではのお菓子作り”」と説明する。
消費の二極化対応では、普段の節約志向に対応する新商品に150gサイズで “大容量マシマシ!150g”をパッケージにあしらった「しみチョココーンMASHIMASHI」や「しみチョココーン全粒粉スティックホワイト」を挙げる。
そのほか、食べきりサイズとして「厚焼きたべっ子どうぶつチョコビスケット」「ミニアスパラガスチョコ」「しみチョコミニアスパラガス」から小袋サイズを提案していく。
一方、時には贅沢したい志向には、9月に新発売した「たべっ子どうぶつ こだわりのバター味」「たべっ子どうぶつ こだわりのチーズ味」の2品と11月18日に期間限定で新発売した「GINZA RUSK PREMIUM いちごショコラ」を提案していく。
この中で、「GINZA RUSK PREMIUM いちごショコラ」は「GINZA RUSK」史上初となるコーンパフにチョコレートをコーティングしたチョコスナック商品となる。
「いちごチョコをしみ込ませたコーンパフにホワイトチョコをコーティングしている。いちごの酸味がアクセントとなって、甘すぎず1粒でも満足できる商品」と胸を張る。
同じく期間限定商品の「GINZA RUSKときめきいちご」も、今回新たにとちおとめを使用して「少し酸味の効いた連食性のある味わいに仕立てた」という。
消費の二極化対応に加えて、おつまみ需要も狙った新商品に「素材にありがとう」シリーズの「カリっとかつおだし」と「焼き枝豆 鰹だし」の2品を挙げる。
このうち、「カリっとかつおだし」は、国内製造の鰹節や北海道産の昆布、魚介エキスを組み合わせてつくられた「にんべん」の液体鰹節だしを使用することで素材の旨味を最大限に引き出したという。「カリッとした食感がクセになり、おやつやお酒のおつまみ、小腹満たしにも家族みんなで楽しめる」と胸を張る。
「焼き枝豆 鰹だし」も同様に、素材が持つ本来の旨味やコクを引き出す鰹だしを効かせている。
ギンビスならではのお菓子作りのテーマについては、過去から全品の底流に流れるものとして、ビスケットやスナックの焼成技術や素材にチョコをしみ込ませる含浸(がんしん)製法に弛まず磨きをかけていく。