4.9 C
Tokyo
3.2 C
Osaka
2026 / 01 / 06 火曜日
ログイン
English
飲料嗜好飲料トルコ紅茶 本格的上陸へ 外交100周年、共通の茶文化土壌

トルコ紅茶 本格的上陸へ 外交100周年、共通の茶文化土壌

トルコが本格的に日本への紅茶の輸出に乗り出す。同国の1人当たりの平均飲用杯数は1日約5杯と言われ、紅茶消費量が世界トップであることはあまり知られてない。年間生産量は約27万5000tに達するが、大部分が国内で消費され、日本への輸出も僅か。お茶を好む土壌の日本市場へのアプローチを開始する。

2024年はトルコの紅茶文化100周年と日・トルコ外交関係樹立100周年の節目の年にあたる。そこでトルコの輸出組合で構成するイースタン・ブラック・シー・エクスポーターズ・アソシエーション(DKİB、仮称・東黒海輸出企業協会)は、このほど日本の紅茶専門家や愛好家に対して、トルコ紅茶の伝統や文化的意義、魅力などを紹介。現地の3人のターキッシュティーマスターの指導により伝統的なダブルティーポットを使った淹れ方や、チューリップ型のグラスでの提供など基本的な技術を指導。日本紅茶協会もイベントに協力した。

トルコ、特に東黒海地域の紅茶産業は、100年にわたって成長を続け、独自の風味と伝統を持つ世界有数の生産地となっている。紅茶文化はターキッシュティーと呼ばれ、単なる飲み物にとどまらずトルコ社会と文化において特別な存在となっている。ターキッシュティーは、2022年には「トルコの紅茶文化:アイデンティティ、おもてなし、社会的交流の象徴」としてユネスコ無形文化遺産リストに登録され、その価値が認知された。

トルコ紅茶は、主に東黒海沿岸のリゼ県で生産され、独特の深い風味と香りを持ち、濃厚でありながら爽やかな味わいが特徴。茶葉は摘み取りから乾燥、発酵、焙煎の過程を経て、高品質な紅茶が作られる。家庭用(ティーバッグ・リーフ)、フードサービス用としてホットでもアイスでも飲用され、飲む際には、「インセベリ」と呼ばれるチューリップ型のガラスに注いで飲まれる。

熱心に講義を聞く受講者
熱心に講義を聞く受講者

イベントに際してサーバン・トゥルグッド(Saban TURGUT)協会副会長は「日本には緑茶を好む文化があり、歴史や入れ方にも高度な技術がある」と認識し、「お茶を好む土壌の日本にトルコ紅茶を紹介するため、今回のイベントで第一歩を踏み出した。茶文化を育む日本だけに、時間をかけて日本市場で展開したい」と語った。

また、ザフェル・エルテム(Zafer ERTEM)協会プロジェクトマネージャーは、「6ヶ月ほど前から準備してきたが、受講者の真剣な姿を見てうれしく思う」とし、ティーマスターのハサン・オンデル(Hasan ONDER)氏は、「イベントは紅茶市場の活性化を目指し、紅茶の良さを幅広く知ってもらい、消費を高めてゆくことが目的だ。紅茶は単なる飲み物ではなく、人と人との結びつきを強める飲み物だ。互いにお茶文化を有する日本とトルコが協力し、紅茶の消費量及び紅茶への関心を高めたい」と語った。

関連記事

インタビュー特集

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。