カゴメは4日、小学生を対象に恒例の食育プログラム「『おいしい!野菜チャレンジ』~トマト栽培や野菜を使用した本特別授業を通じて“植育から始まる食育”を推進~」を行った。
さまざまな企業や団体と連携して教育プログラムを展開する“放課後NPOアフタースクール”との共同プログラム。カゴメと2018年から実施しており、これまで参加者は累計1万3000人に達している。
今回は、普段からトマト栽培や野菜調理を行っている川崎市高津区の45人の小学生を対象に実施。カゴメの山口聡社長が「野菜先生」として登壇し、子どもの野菜嫌いをなくし、旬の野菜を知り、野菜を好きになってもらうことを目指し、地元の野菜を使った「野菜クイズ」や野菜の秘密を探る「野菜サイエンス実験」などを行った。
プログラムでは「旬の野菜とは」「1日にとりたい野菜の目標量は何グラム」「水に浮く野菜と沈む野菜の違いは」「野菜ジュースには何種類の野菜が入っているか」など、クイズや実験を通して野菜への興味を高めた。
プログラムを終えて山口社長は「野菜が畑で育つことを知らない子どももいるわけで、子どもたちに、この時間だけでも野菜に興味をもってもらえればうれしい。野菜に触り、臭いをかぐなど野菜に直接触れあい、少しでも野菜との距離感を縮めてほしい。小さい頃に野菜を育てた経験がある子どもは、大人になると野菜をたくさん食べてもらえるとの調査もある。小さい時に野菜と接することが大事であり、今回は子どもたちに10年後、20年後に野菜好きになってもらうためのプログラムだと言える」などと語った。