お正月以外にも気軽に餅を――。利用シーンが限られがちな餅の食べ方を広げるべく、サトウ食品と味の素がタッグを組んだ。
両社では、台湾風の餅入りスープを無料提供する「鶏餅湯 3分食堂」を11月29、30の両日に東京・新宿駅東南口「サナギ新宿」で開催している。
「鶏餅湯(ジーモアチータン)」は、サトウ食品が展開する一口サイズの餅「サトウの切り餅シングルパックミニ300g」と、味の素「丸鶏がらスープ」を使って開発したオリジナルレシピ。電子レンジで3分の簡単調理と自分好みにアレンジできる楽しさで、いつでも手軽に食べられるメニューとして提案する。
「お餅は、お正月や特定の行事で食べる食品として認識されがち。でも私たち餅メーカーは、お正月だけでなく1日3回くらいは食べていただきたいと考えている」。初日のメディア向け試食会で、サトウ食品経営企画部の浅川梨乃氏が訴えた。
SNSやコンビニ惣菜でも注目される台湾メニューの開発を目指し試行錯誤した末、鶏がらスープで食べるのが最もおいしく、台湾らしさが表現できると考えたという。
「丸鶏がらスープ」のCMに「サトウの切り餅」と同じ芦田愛菜さんを起用する味の素にコラボを打診したところ快諾。今回の企画が実現した。
浅川氏は「食品メーカー社員の私も、正直料理は苦手。そんな料理スキルがない人でも簡単にすぐ作れる鶏餅湯は、小腹がすいたときや温まりたいときにぴったり」とアピールした。
12月18日にかけては、サトウ食品公式インスタグラムで「鶏餅湯ってなんと読む?」プレゼントキャンペーンを実施中。「鶏餅湯」の読み方を答えると、抽選で7人にデジタル旅行券が当たる。