阪急うめだでボジョレー初イベント サントリー

サントリーは、21~26日までの期間、阪急うめだ本店地下1階ツリーテラスにて、ボージョレ・ヌーボーの特別イベントを初開催した。サントリーが扱うジョルジュ・デュ・ブッフ社のボージョレ・ヌーボーなどの販売および有料試飲を実施した。

解禁日の21日には、ジョルジュ・デュ・ブッフ社取締役のアドリアン・デュブッフ・ラコンブ氏が来日。今年の同社ヌーボーの特徴を「果実が踊るようなジュワっとジューシーな味わい」と表現。作柄について次の通り話した。

「春から初夏にかけて雨が多く、ぶどう栽培農家が足しげく畑にかよう年となったが、8月は乾燥した北風が吹いたおかげで病害もなく、9月3日には前年より1週間遅く完熟した状態のぶどうを収穫した。農家とデュ・ブッフ社の長年にわたる取り組みにより健康的なぶどうを原料にすることができた。摘み取ったぶどうは、当社の匠の技術によりタンクの中でていねいに醸して最適な状態にブレンドした」。

また近年のヌーボー市場について「昔はワインを飲む人が収穫の喜びを分かち合い楽しんだ。近年はフランスでも日本でも若者のアルコール離れが増えていると聞くが、家族や友人同士で気軽にトライして欲しい」などと語った。

ワイン市場は2023年に右肩下がりから11年ぶりにV字回復した。今年は前年並みの、約16万5000ケース(1ケース750㎖×12本)を想定。サントリーでは「ジョルジュ・デュ・ブッフ」ヌーボーの輸入量が前年対比111%となり、コロナ禍が落ち着き人流が活発化したことで、業務用を中心に拡売する見通しだ。「ヌーボー・ウィーク」をキーワードに東西でイベントを実施したほか小売店でのPRを強化した。

なお21日には、大阪で「ボージョレ・ヌーボーを楽しむ夕べ」を実施。関係者を招いて今年のジョルジュ・デュ・ブッフ社ヌーボーをお披露目した。