サザコーヒー、ドリップコーヒーで賞味期限5年を実現 1杯6万円のパナマゲイシャなどに導入

 サザコーヒーは、ドリップコーヒー「サザカップオン」の賞味期限を3年から5年に延長した。

 同社の鈴木太郎社長が11月16日、サザコーヒーKITTE丸の内店(東京都千代田区)で開催された「パナマ・ゲイシャまつり20244」で明らかにした。

 「サザカップオン」ではかねてからアルミ包装材料を使用して、賞味期限は3年と長めの設定となっている。

 今回、筑波大学との共同研究で徹底的に酸素と窒素を置換し、特殊な加熱焙煎方法で賞味期限5年を実現したとみられる。

 鈴木社長は酸素と窒素の置換について「フィルターのロールに窒素を入れた」と説明する。

 コーヒー入りフィルターの品質保持も確認できたことから5年への延長に踏み切ったとみられる。

来場者とパナマゲイシャで乾杯してパナマゲイシャの価値の共有を図る鈴木社長 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
来場者とパナマゲイシャで乾杯してパナマゲイシャの価値の共有を図る鈴木社長

 現在、1袋・税込6万円の「ベストオブパナマ 2024 GW-1」や1袋・税込2万円の「ベストオブパナマ 2024 GW-2」などを賞味期限5年で販売している。