UCC、原材料コーヒーのみの機能性表示食品を拡充 コーヒー由来トリゴネリンに着目しコーヒーのおいしさと両立した新商品

 UCC上島珈琲は原材料がコーヒーのみの機能性表示食品「UCC &Healthy」シリーズを拡充し新商品「スペシャルブレンド」(ワンドリップコーヒー4袋入り)を9月2日から発売している。

 新商品について、取材に応じた井上俊之マーケティング本部嗜好品マーケティング部部長は「コーヒー生豆に多く含まれるトリゴネリンという成分で、BMIが高めの方の安静時のエネルギー消費の向上をサポートすることを見出し製品化したのは日本初」と胸を張る。

 コーヒー由来トリゴネリンは、焙煎するほど少なくなる成分とされる。

 UCCはかねてから、その健康効果に注目して研究に着手。コーヒー由来トリゴネリンによりBMIが高めの人(23≦BMI<30)の安静時のエネルギー消費の向上をサポートすることを見出した。

 コーヒー由来トリゴネリンの含有量を保つには焙煎を浅くする必要がある一方で、焙煎が浅いと酸味が強くなる傾向がある。

 製品化にあたり独自の焙煎技術とブレンド技術を駆使して「コーヒー由来トリゴネリンの機能を保ちながらも、レギュラーコーヒー本来の豊かなあまい香りとバランスの良い味わいを実現することができた」という。

 パッケージは、同商品で訴求する「BMIが高めの方の安静時のエネルギー消費の向上をサポート」という機能を、前面に押し出したデザインを採用している。

 なお「UCC &Healthy」シリーズの既存商品としては食後の血糖値の上昇が気になる方に向けた「マイルドテイスト」(ワンドリップコーヒー4袋入り)、食後の血中中性脂肪が高めの方に向けた「マイルド」(SAP180g)をラインアップしている。

 今回の新商品「スペシャルブレンド」を合わせ、3つの機能をコーヒー由来成分で実現した。