サトウ食品新発田工場(新潟県)では11月8日、恒例の「鏡餅出発式」を開催。商戦の成功を願う神事に続いて、今シーズン初出荷となる製品がトラックで出発した。
社長の佐藤元氏は「今年は元日から能登半島で大地震が発生するなど、各地で自然災害に見舞われた。いまだに復興が進まないところも多いが、それでもお正月はやってくる。ぜひ鏡餅を飾って、来年こそいい年を迎えていただきたい」と呼びかけた。
「サトウの鏡餅」は、今年から一部商品のプラスチック量を減らし、地球環境に配慮したエコパッケージに刷新。廃棄ロス削減へ昨年から業界全体で受注締め日を10月末に設定したこととも併せ、SDGsへの対応を強化している。
包装餅 来春値上げ方針
また原料米の価格が高騰していることから、来春をめどに包装餅の価格改定を行う方針を佐藤社長は明らかにした。エネルギーや資材コストの上昇から16年ぶりの値上げとなった、昨年9月の改定に続くもの。