山形県のブランド米「雪若丸」の新CM発表会が東京都目黒区の恵比寿ザ・ガーデンルームで行われた。俳優の田中圭さんが7年連続でCMキャラクターを務める。
発表会の冒頭、山形「つや姫」「雪若丸」ブランド戦略推進本部長の吉村美栄子山形県知事は「雪若丸はデビュー7周年。今年は7月の大雨と8月の高温で厳しい生育環境だったが、生産者の努力と技術でおいしい新米ができた。大粒でしっかりした粒感があり、適度な粘りと上品な味わいが特徴。つや姫、はえぬきとともに米どころ・山形を盛り上げたい」とあいさつ。
次に、CMキャラクターの田中圭さんが登壇し、山形名物の芋煮と山形牛ステーキをおかずに新米を試食。「今日から1年が始まるような気になれる」とうれしそうに話した。
続いて「うれしい日に作りたい ご馳走おにぎりレシピコンテスト」の決勝審査を実施。「雪若丸の特徴を生かしているか」「うれしい日に作りたくなるレシピか」を基準に応募総数260点から選ばれたファイナリスト3人がプレゼンテーションに臨んだ。
五つ星お米マイスターの秋沢毱衣氏、グルメ雑誌「dancyu」の藤岡郷子編集長が加わり、田中さんと3人で審査した結果、最優秀賞に輝いたのは井出加代子さんの「しそ香る、うれちー!おいちー!焼きチー!ご馳走にぎり」。「家族で作ってうれしくなれる」点が高く評価された。
山形県は、農水省が発表した水稲の作況指数(9月25日時点)で「97 やや不良」だった。山形県農業協同組合中央会の折原敬一会長は「水害の影響も配慮された数値だと理解している。猛暑の影響が厳しかった昨年よりも、今年は品質の良いお米を提供できると考えている」と話した。