9.9 C
Tokyo
8.8 C
Osaka
2025 / 12 / 17 水曜日
ログイン
English
未分類ツモれる「BOSS」缶コーヒー「勝負の一手」が好発進 側面にボス雀牌をデザインしたボス雀缶でMリーガーが対局する動画も好評

ツモれる「BOSS」缶コーヒー「勝負の一手」が好発進 側面にボス雀牌をデザインしたボス雀缶でMリーガーが対局する動画も好評

 サントリー食品インターナショナルは、プロ麻雀リーグ「Mリーグ」とコラボレーションして回復傾向にある「BOSS」缶コーヒーを盛り上げていく。

 「BOSS」缶コーヒーは、昨年5月の価格改定の影響を受け足踏みしていたが、今年5月の一巡以降は、好調に推移している。

 コラボレーションやキャンペーンによるファンのつなぎ止めの施策が奏功したとみられる。今後も継続の構えで、秋冬の目玉施策がMリーグとのコラボ。9月3日にコラボ商品「ボス 勝負の一手」を新発売し、新WEB動画「ボス雀王決定戦」を公開した。

 同商品は「働く人の“攻め”の気持ちを奮い立たせる」をコンセプトに、力強いコクと心地よいキレが特長の微糖タイプのコーヒー。パッケージ側面にはオリジナルの“ボス雀牌(ボスジャンハイ)”をデザインしている。

 麻雀好きの間でも話題になり、自販機で好スタートを切った。

 9月9日、取材に応じたブランドマーケティング本部の蛭田順也氏は「麻雀は缶コーヒーのユーザーとも親和性が高く、最近ではスポーツ化・大衆化してきている点に着目した。“こんな牌が出た”とSNSで話題にしてくださる方も多く、初動が非常にいい」と語る。

「ツモれるボス雀缶」の側面の一例
「ツモれるボス雀缶」の側面の一例

 同商品発売に伴い、「レインボーマウンテンブレンド」「贅沢微糖」「無糖ブラック」「カフェオレ」「プレミアムボス」の主力5商品も、側面にボス雀牌をデザインした「ツモれるボス雀缶」としてパッケージリニューアルした。

 WEB動画では、プロのMリーガーが麻雀牌の代わりにボス雀缶で対局して、新商品と新パッケージをアピールし、好評を博しているという。

 コラボレーションを記念したキャンペーンも実施。対象の「BOSS」製品を購入してキャンペーンサイトから応募すると、Mリーグの2024-25シーズンユニフォーム柄のTシャツが抽選で当たる企画となっている。

 道頓堀・札幌・渋谷の3都市では、「勝負の一手」をPRする屋外広告も掲出した。

新WEB動画「ボス雀王決定戦」
新WEB動画「ボス雀王決定戦」

 Mリーグとのコラボにより、新規ユーザーの流入と既存ユーザーとのつながりの強化を期待する。

 「しっかり話題化できるのは強みだと考えている。新しい方に飲んでもらいたいという意図ももちろんあるが、ずっと『BOSS』を飲んでいて“今度はこういうのをやるんだ”と楽しみにしてくださっているお客様も多く、そのような期待に応えたい」と意欲をのぞかせる。

関連記事

インタビュー特集

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。