キユーピー 「ポテトサラダの日」に合わせ 新作ポテトサラダを発売

キユーピーは10月1日から期間限定で、「胡麻マヨ☆和風八菜ポテサラ」を全国のスーパー、ドラッグストアの惣菜売場で展開する。販売はグループの中食・惣菜会社のデリア食品が担当する。

同商品は14万人の会員数を誇るコミュニティーサイト「キユーピー マヨネーズ ファンクラブ」との共創から生まれたもの。10月10日の「ポテトサラダの日」に向けた取り組みの一環として企画した。れんこん、ごぼう、にんじん、コーン、たまねぎ、枝豆、きゅうり、水菜を使用したポテトサラダで、見た目、食感、風味にこだわった。

「キユーピー マヨネーズファンクラブ」との共創プロジェクトは22年から実施しており、本年は「野菜をたのしむポテトサラダ」をテーマに開発を進めた。開発会議にはファンクラブメンバーが加わり、彩り、具材、内容量、価格、容器などについて意見交換。最終的には3品の候補の中からファンクラブの人気投票で選んだ。容器に貼付するシールのキャッチコピーもファンクラブ投票で決定し、「食感の決め手はれんこん&ごぼう!」と、根菜の食感が魅力の商品であることをアピールしている。

キユーピーグループでは31日まで「ポテトサラダの日記念キャンペーン」を展開。デリア食品はインスタグラムでグリル&トースターなどが当たる懸賞を実施しているほか、キユーピーのECサイト「Qummy(キユーミー)」でもポテサラ祭りを開催中だ。Qummyオリジナルのポテトサラダやパッケージサラダなどを使った「8種の野菜がとれる!八菜ポテサラ」の販売に加え、キユーピー公式サイトでは自宅で作るユーザーに向けて「八菜ポテトサラダ」のレシピを公開するなど、グループ総力で記念日を盛り上げる。

デリア食品竹中成人社長(左)と営業企画部加賀見紗代さん - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
デリア食品竹中成人社長(左)と営業企画部加賀見紗代さん

1日に開かれた試食会でデリア食品の竹中成人社長は「キユーピーの創業者中島董一郎は100年以上前に、米国でポテトサラダに使われるマヨネーズと出会った。そのおいしさと栄養価の高さに感動したことから、日本で初めてマヨネーズを製造販売するに至った。そして来年、『キユーピー マヨネーズ』は100周年を迎える。このことからキユーピーグループにとってポテトサラダは大切なサラダだと言える」と説明。

さらに「中食・惣菜事業を手掛けるデリア食品の売上規模はグループの売上高の14%を占めており、スーパーで販売するポテトサラダの当社シェアは約4割。中食・惣菜市場は伸長を続けており、スーパー、CVSだけでなくドラッグストア、宅配などにも販路が広がっている。人手不足を考えると今後は高齢者施設、ホテル、レストラン、病院などにも拡大できると考える。キユーピーの国内事業の中でも中食・惣菜事業はまだ成長が見込める」と今後に期待をのぞかせた。

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