「ココアは作るのが面倒」に新提案 さっと溶ける液体タイプで新規層開拓 ホットでもアイスでも

森永製菓は、溶けやすい液体タイプの濃縮ココア「ココアオレベース」を8月20日から発売している。

簡便性で粉末ココアの非購入者にアプローチして新規ユーザーを獲得しココア市場の活性化を図るのが狙い。

8月19日、取材に応じた溝井敦営業本部営業部食品営業グループ課長は「ココアを作るのが面倒で飲むのをやめてしまった方に、短い時間で効率よく作り、手早く飲める商品として開発した」と語る。

まずは様々な嗜好品購入者からココアへの流入を図るため、売場は濃縮飲料ではなく、ココア売場を想定。「時間がないのに溶かすのが手間といった理由で離れられてしまった方に、もう一度ココアのおいしさに触れてもらうためのエントリー商品として非常に期待している」という。

同商品は、ココアの味わいと溶けやすさを両立し、簡単・時短でココアを作れるのが特徴。ホットでもアイスでも楽しめるように設計されている。

カルシウムを配合し、パッケージでは「牛乳と割るだけ」を訴求。容器をよく振ってから直接コップに注ぎ、牛乳と割って混ぜるだけでできる。7倍希釈で約12杯分に対応。基本の飲み方は同商品1に対して牛乳が6。

「溶けやすさとおいしさのバランスをとり消費者に納得していただける品質に仕立てた」と胸を張る。

秋冬の需要期に向けて順次導入される。「バイヤーさんからの評判が非常に良く、社内での想定以上に社外からの評価が高い。ココア売場で新しいココアの楽しみ方の一つとして提案していく」と意欲をのぞかせる。

導入が完了したタイミングで、同商品専用のコミュニケーションの実施を予定している。