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日配大豆製品「みりん粕」使用のドーナツ 産学連携商品を限定発売 九重味淋
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「みりん粕」使用のドーナツ 産学連携商品を限定発売 九重味淋

愛知県碧南市の老舗みりんメーカー・九重味淋は、同社とおとうふ工房いしかわ、愛知県立碧南高校の学生とで共同開発したオリジナルドーナツ「うめぇまる」を9月5日から限定発売した。

既存商品の「とうふドーナツ」に本みりんとみりん粕パウダーを加えたもので、みりんの保水性を生かしたしっとりとした口触りと、みりんやみりん粕特有の醸造香が特徴。1個・税込150円、1袋3個入り・同400円。同社ECサイトや直売店「石川八郎治商店」などで販売する。

今回の取り組みは、碧南高校総合ビジネス科3年生の生徒たちが授業の一環として九重味淋の工場見学に訪れた際、みりんの製造過程で出る副産物「みりん粕」の存在を知ったことが発端。

みりんとみりん粕、そして豆腐を使った「誰もが好きなドーナツ」を目指して商品開発に着手。みりんの配合率に苦心しながら完成させた。

商品名の「うめぇまる」は、食べたときに思わず出てしまう「うめぇ」という言葉に、みりん粕の別名である「こぼれ梅」を掛けたもの。

9月27日に碧南高校で商品発表会を予定するほか、九重味淋が10月20日に開催する秋の蔵開きにも碧南高校の生徒が来場し販売を行う。

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