尾家産業は8月22日、東京・浜松町の都立産業貿易センターで秋季提案会を開催した。テーマは「食のミュージアム」とし、メーカーと尾家産業が集めた、世界中の美味しいコレクション(商品やメニュー)を紹介した。
また、尾家産業の提案コーナーでは、水産メーカー6社とコラボした「OH さかな」をはじめ、カフェ&ベーカリー業態向けの「OIE Café」「OIE Bakery」、PBコーナーやおせちなどの企画提案を充実。新企画の「OH さかな」では、冷凍切り身などを活用し、施設給食や中食・外食向けに調理オペレーションにもこだわったオリジナルの魚介メニューを披露した。
尾家健太郎社長は朝礼で、全社の概況について「今期から連結決算となり、前年比較が難しいが、4-6月まで売上、利益とも順調に推移している」と報告。ホテル・レストラン向けはインバウンド需要が好調なことや、重点強化しているヘルスケアフード、中食も着実に伸びており、「提案会を機に営業活動を強化し、上期の売上高583億円、通期1187億円の目標達成を目指す」と語った。
関東地区の概況について、松林克次上席執行役員関東統括は「ヘルスケアが二ケタ増と牽引し、外食・中食向けも順調に推移している。下期も引き続き、お客様に寄り添い、人手不足やコスト上昇などの課題解決につながるメニューや商品、サービスの提案を重ねていく」と意気込みを示した。
なお、提案会は8月20日の大阪会場を皮切りに、全国14会場で計6000人を超えるユーザーの来場を予定している。