「晴れ風」で桜の保全に貢献 売上の一部を寄付 キリンビール福岡工場が贈呈式

キリンビール福岡工場は8月21日、「晴れ風」の売上の一部を日本の風物詩への恩返しとして寄附する「晴れ風ACTION 桜保全活動に対する寄附金贈呈式」を朝倉市役所(福岡県朝倉市)で開催した。

市区町村の桜保全活動などに対する寄附公募に朝倉市が応募し、審査の結果、同市が寄附先に選定されたことを受けて開催された。朝倉市は2022年7月にキリンビールと包括連携協定を締結。キリンビールは、災害ボランティア活動への団体登録や子ども食堂への支援などを実施した。

林裕二朝倉市長は「特にキリンビール福岡工場でのコスモスフェスタは、毎年20万人以上の来場があり地域の宝となっている。今回いただいたご寄附についても25年度に甘木公園の桜の保全活動に大切に活用させていただく」と感謝の意を表する。

渡邊康司キリンビール福岡工場長は「当社の『晴れ風』ブランドが目指していることは日本の風物詩を守り、そこに集まる人々の笑顔を未来につなげていくということ。福岡工場では今後も朝倉市の防災や発展を支援していく。また今回の寄附金を市内の桜保全にお役立ていただき、市民の皆さまに気持ちが晴れやかになっていただけるように貢献していきたい」とコメント。

塩見恭司キリンビール九州支社長は「よろこびがつなぐ世界の実現に向けて世の中に貢献できること、日本の文化に貢献できることなど、当社ではこれからも商品を通したCSV活動を実践していく。『晴れ風』を通して良い風を吹かせていきたい」と意欲をのぞかせる。

なお、今回の寄附金総額80万円は7月から来年1月にかけて3回に分割して寄附される予定。甘木公園の桜の保全活動(健全度調査・剪定・植樹)に活用される。甘木公園は春に公園中央に位置する丸山池を囲んで約4000本の桜が咲き乱れる福岡県下屈指の桜の名所として知られる。