5.9 C
Tokyo
7.6 C
Osaka
2025 / 12 / 27 土曜日
ログイン
English
飲料系飲料UCCの紙パックコーヒーが好調 「ゴールドスペシャル」はレギュラーコーヒーとの相乗効果も

UCCの紙パックコーヒーが好調 「ゴールドスペシャル」はレギュラーコーヒーとの相乗効果も

UCC上島珈琲の紙パックコーヒーが好調に推移している。同社は「UCCゴールドスペシャル」「UCC GOLD SPECIAL PREMIUM」「上島珈琲店」の3ブランドで紙パックコーヒーを展開している。

上期(1―6月)の販売動向について、取材に応じた油谷仁敬マーケティング本部飲料マーケティング部部長は「3ブランドとも好調の市場のトレンドを上回り、非常にいい動きをしている。異なる売場や異なるお客様に適したラインアップを揃えることができた」と胸を張る。

特に好調を牽引しているのは、「ゴールドスペシャル」。

「嗜好品のレギュラーコーヒー(粉)でナンバーワンのブランドのため、ブランドに対する安心感や信頼も相まって非常に数値が良い。最近になって、レギュラーコーヒーとの買い回りが起きていることも判明した。冬場に粉で飲んでいた方が、春夏の時期になると紙パックで飲んでいただく動きが見受けられるようになった」と述べる。

昨年から売場で紙パックカテゴリを押し出していることも奏功しているという。

「お客様のご家庭で簡単においしいコーヒーも楽しんでいただこうと昨年から本格的に紙パックに取り組んでいる。売場を拡大して紙パックのカテゴリ自体を広げていきたいと考えており、それが少しずつ実現できてきている」という。

インテージSRI+によると、紙パックコーヒー市場は、チルドとドライの合算で販売金額は3.2%増、販売数量は7%減となった。

紙パックコーヒー市場は、100円以下が苦戦する一方で高付加価値商品が伸びざかりとなっており、「市場の中で数少ない、全体の平均価格が上がり続けているカテゴリ」と有望視する。

紙パックコーヒーの伸長要因については「コロナ禍でイエナカ需要の増加とともに拡大した。昨年から人流が回復したことで落ち込みを懸念していたが、手軽でおいしいといった価値が定着したとみられる」との見方を示す。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。