3.5 C
Tokyo
4.9 C
Osaka
2025 / 12 / 13 土曜日
ログイン
English
飲料嗜好飲料デロンギ「家で過ごす時間をより愉しく」を伝達 「趣味の世界に入っていくコーヒーマシン」が登場

デロンギ「家で過ごす時間をより愉しく」を伝達 「趣味の世界に入っていくコーヒーマシン」が登場

 4月1日から現職のデロンギ・ジャパン甲斐ラース社長は、4月2日取材に応じ、デロンギのブランドコンセプトである“家で過ごす時間をより愉しく、心地よいひとときに変える”の伝達に注力していく方針を明らかにした。

 デロンギ・ジャパンは、デロンギ・グループの日本法人。1995年に設立され、日本市場に向けて庭用・業務用電気製品の輸入販売を行い、売上比率は家庭用が圧倒的に高い。

 この中で家庭用の中核となるコーヒー機器について、甲斐社長は「価格帯のこともありニッチになりがちだが、ブランドの認知度が上がれば、良い生活の支援ができると考えている。デロンギではボタン1つで豊富なメニューが楽しめて生活が愉しく豊かになることを物凄く大事にしており、より多くの方々に製品を提供していく」と語る。

「デロンギ ラ・スペシャリスタ・アルテ グラインダー付きエスプレッソ・カプチーノ メーカー」
「デロンギ ラ・スペシャリスタ・アルテ グラインダー付きエスプレッソ・カプチーノ メーカー」

 ブランド認知向上には、コミュニケーションのほか、新製品を適宜投入していくことが効果的との考えから、4月26日に家庭用の新エスプレッソ・カプチーノメーカー「デロンギ ラ・スペシャリスタ・アルテ グラインダー付きエスプレッソ・カプチーノ メーカー」を新発売した。

 同製品の大きな特長は、手動で味わいを調整できる点にある。

 グラインダーを搭載し豆挽きからコーヒー粉をならす工程となるレベリングや粉を押し固める工程のタンピングまでバリスタさながらの所作が愉しめる。抽出温度は3段階あり、同じ抽出温度でも粉の押し固め具合で味わいが異なることから、探求心がくすぐられる仕立てになっている。

 「趣味の世界に入っていくコーヒーマシン。全自動マシンよりも細かい調整ができ、本当にコーヒーを愛する方に使っていただきたいというのが願い。生活が愉しくなるものと思っている」と胸を張る。

 甲斐社長は1973年、神戸生まれ。51歳。15歳までデンマークで過ごし18歳の時に帰化する。1996年3月、上智大学を卒業後、北欧の医療機器会社に就職。その後、北欧のオーディオ機器会社、自動車輸入販売会社に勤め、営業・マーケティング・アスターサービス・物流などの業務を経験し、今年1月末、デロンギ・ジャパンに入社した。

 「様々な業界を経験し、失敗も成功もしてきた。デロンギはイタリアに本社、シンガポールにアジアパシフィックの拠点があり、そことのやり取りが多くなる立場になる。日本のためにより良いものを確保していきたい」と抱負を語る。

関連記事

インタビュー特集

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。