日本ナッツ協会は、7月9日に第31回通常総会を都内で開催した。また併せて、新設した「一般社団法人日本ナッツ協会」の臨時総会を開催。任意団体から一般社団法人への移行を決議した。
その後の懇親会であいさつした中島洋人会長(東洋ナッツ食品社長)は、設立から30年あまりが経過した任意団体としての日本ナッツ協会の活動が、今回をもって幕を下ろすことを報告。
「海外の方からみれば何の変わりもないが、われわれにすれば大きな変化だ」としたうえで「日本のナッツ業界にも、昨今は少しずつ変化が起こっている。他社のお客さんを引き継ぐとか、あるいは会社が一緒になるとかいった話が、いろいろ耳に届いている。ただ私の願いとすれば、ぜひ会員の数を減らさないようにしてほしい」と訴えた。
また乾杯のあいさつをした正栄食品工業の本多秀光社長は「Z世代を中心とした今の若い人たちは、お菓子を食事代わりに食べるといったことも増えているそうだ。ただ、小腹がすいたときにナッツを食べるとか、サラダにナッツを入れるとか、ちょっとした工夫で健康的な食生活を保てる。将来に向けて食生活を提言する責任がわれわれにはある。業界が一丸となり、正しい方向に引っ張って消費を増やせるようがんばりたい」と呼びかけた。