13.6 C
Tokyo
14.9 C
Osaka
2026 / 02 / 15 日曜日
ログイン
English
流通・飲食小売まいばすけっと 配達員が袋詰めや会計も ウーバーの新機能導入

まいばすけっと 配達員が袋詰めや会計も ウーバーの新機能導入

イオンは都市型小型食品スーパー「まいばすけっと」で、オンラインデリバリーサービス「Uber Eats」の新機能「ピック・パック・ペイ(以下、PPP)」を国内初導入した。PPPは配達員が通常の配達作業に加え、加盟店に代わってピック作業、袋詰め、会計作業も行うサービス。6月26日から20店舗で開始し、年内に1千店舗へ導入を予定している。

6月26日にイオン、まいばすけっと、Uber Eats Japanによる合同記者会見が行われた。

まいばすけっとの山本浩司取締役管理本部長は「お客様のデリバリーへの期待値は高かったが、少人数体制の店舗で踏み込むことができなかった。来店が難しい方にも商品が提供でき、少人数運営も同時に解決できる」とメリットを示した。まいばすけっとでは今年5月から数店舗でUber Eatsの対応を開始しており、今回のPPP導入を皮切りに対応店舗を本格的に拡大する。

イオンDX推進担当の菓子豊文氏は「店舗にとって追加の作業負荷が一切なく、現場サイドで非常に大きなアドバンテージを感じることができる。注文を積極的に取りに行くことが可能になる」と期待した。まいばすけっとで導入する狙いについては「東京のマーケットのなかでシェアを取りインパクトを残したい。まずはここで実績をつくり、グループ全体でも検討していく」と話した。

PPPの流れとして、配達員は商品を購入後、袋に詰めてPPP専用のデジタルカードで会計し配達する。その際アプリ上では

①店内の商品位置を確認する機能
②欠品の場合に代替商品が必要か注文者と確認するチャット機能
③間違った商品のバーコードを読み込んだ際に知らせる機能

――を活用できる。なお、PPPは希望する配達員のみが対応する。

「ピック・パック・ペイ」の流れ
「ピック・パック・ペイ」の流れ

PPPはすでに米国やオーストラリアなどで6万店以上が採用している。Uber Eats Japanグロサリー・リテール事業のカリヤ・ベン氏は、注文者・加盟店舗・配達員の3者にメリットがある点を強調する。「全国に10万人いる配達パートナーは店員に代わりピックアップ作業も組み込むことで新たな報酬機会を得られる。加盟店は商品ピック作業や会計処理負担が必要ない。その結果、デリバリーに参入する加盟店が増えて顧客の利便性が向上する」。

イオンは今後、クイックコマースを含めたEコマースの売上拡大を目指す。菓子氏は「家庭にイオン商品を届けるサービスはイオンネットスーパーやグリーンビーンズがあるが、クイックコマース分野では有効な手立てが打てていなかった」とし、今回の導入を皮切りにiAEONアプリとの連携も進めながら、店舗とデジタルがより融合されたシームレス体験を提供する。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。