中部地区の業務用卸12社で組織する東海外食物流協会(TGK、大原英歳会長=大垣ダイワ食品社長)は5月22日、名古屋国際会議場で取引先向け商品提案会「FOOD MESSE(フードメッセ)2024」を開催した。今回は「新しい提案にチャレンジ」をメーンテーマに、メーカー105社が出展。取引先・得意先から約800人を招待し、外食産業の課題解決を目指した商品・メニュー提案を行った。
TGKオリジナル企画では「プラスワンで新たな可能性を発見」と題して、人手不足解消に役立つ「一次加工品」や既存のメニューにプラスワンを提案する「付加価値商品」などを用意。
「糖漬けさつま芋スティック アリゴチーズソース」や「カラフル愛玉子」「紅ずわいガニの贅沢ピザ」「シールド乳酸菌入りフルーツドリンク」など、ひと手間あるいはこだわり食材を加えたり、料理をグレードアップするためのポイントを提示した。
「飲食店さんも値上げは進んでいるが、そこに付加価値をつけていかないと単なる値上げでは消費者は離れていく。また、人手不足が深刻な中で、一次加工品のニーズも高まっている。そうした商材や提案をこの展示会で探していただければと思う。ご来場のお客様が消費者から選ばれる店作りをお手伝いしていきたい」(大原会長)。