麻婆豆腐にクリーミングパウダー加える 丸美屋の「麻婆豆腐の素」とネスレの「ブライト」が「追いブライト」提案

 ネスレ日本と丸美屋食品工業は、11月12日の「いい豆腐の日」を前に、丸美屋の「麻婆豆腐の素」を使った麻婆豆腐にネスレのクリーミングパウダー「ブライト」を「追いブライト」として加える提案を始めた。

 新しい楽しみ方を特設サイトで公開し、ツイッターキャンペーンも1日から実施中。新しい使い方や食べ方を知ってもらうことで「ブライト」と「麻婆豆腐の素」をさらに楽しんでもらいたい考えだ。

 ネスレ日本「ブライト」は1969年発売のロングセラー商品。コーヒーを薄めず、冷まさず、クリーミーに仕上げ、コーヒーの味と香りを引き立てること、また料理そのものの味を変えずに、料理にコクとクリーミーさを加えられることが特徴だ。

 同社は21年後半から「自分好みの『コクうまクリーミー』を楽しんでもらいたい」(飲料事業本部コーヒーシステム&ホワイトカップビジネス部・ハンクス香里氏)との思いで「ブライト」を料理に後掛けする「追いブライト」のコミュニケーションを始めた。

丸美屋食品・新井信吾氏㊧とネスレ日本・ハンクス香里氏 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
丸美屋食品・新井信吾氏㊧とネスレ日本・ハンクス香里氏

 「追いブライト」の特徴は

 ①味を薄めずにコクを出す
 ②酸味を柔らかにする
 ③スパイシーさや辛みをマイルドにする

 ――の3つ。

 22年からは「3つの特徴をより知ってもらうため、他社とのコラボコミュニケーションを展開している」(同)。ツイッターキャンペーンを軸にしているが、通常の同規模キャンペーンに比べ4倍以上のツイート数、閲覧数を獲得するなど、大きな反響を呼ぶ。

 ミツカン、カゴメ、エースコック、井村屋とのコラボに続き、今回丸美屋食品とのコラボが実現。特設サイトやツイッターキャンペーンを通じてレシピを紹介、「追いブライト」によりスパイシーさや辛みをマイルドにし、自分好みの「コクうまスパイシー」を楽しめることを提案する。

 丸美屋食品「麻婆豆腐の素」は1971年発売のロングセラー商品。ごはんによく合う家庭的な味わい、ひき肉入り、2回分入りという設計、さらに豊富なラインアップ、鍋や麺、チャーハンなどの様々な料理にアレンジできる汎用性の高さが特徴だ。

丸美屋食品「麻婆豆腐の素」は1971年発売のロングセラー商品、ネスレ日本「ブライト」は1969年発売のロングセラー商品。 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
丸美屋食品「麻婆豆腐の素」は1971年発売のロングセラー商品、ネスレ日本「ブライト」は1969年発売のロングセラー商品。

 同社はコラボ企画への参加について「お客様に商品をもっと楽しんでもらうため、新たな食べ方・使い方を提案していきたいという共通の目的を持っていた」(マーケティング部・新井信吾氏)とその背景を説明。

 さらに「おいしさを損なうことなく味変できる。楽しさも付与できるため、参加させていただいた」(同)とする。

 コラボ企画を通じ、定番シリーズを使った麻婆豆腐への「追いブライト」に加え、お店のような味わいを手軽に味わえる「贅を味わう」シリーズを使った麻婆豆腐への「追いブライト」も紹介する。特に後者について「重厚な味わいをまろやかに味変できる。そのギャップも楽しんでもらいたい」(同)とする。