病院・高齢者施設に「やさしいメニュー」提案 昔懐かしいレトロな味も 尾家産業

尾家産業は5月21日、病院・高齢者施設向けの「やさしいメニュー」提案会を、大阪市港区のアートホテル大阪ベイタワーで開催し、新たな提案を求める栄養士など約170人が来場した。

会場は64社のメーカーが商品とともにヘルスケアフードメニューを提案し、尾家産業提案コーナーは、「昔懐かしいレトロメニュー」や、各メーカーが価格帯別で主菜、副菜、デザートをそれぞれ提案する「選べる献立提案」コーナーなどを展開した。

レトロメニューは、「最近の流行で、各施設がメニューに取り入れ始めている」(担当者)として、同社の管理栄養士を中心に試作・検討を行った10の食事メニューと三つのデザートを提案。10の食事は、「懐かしのナポリタンプレート」「喫茶店の味ミックスサンド」など、それぞれ常食と、それをムース食などのやわらか食に展開したメニューの2種を訴求。デザートは「クリームソーダ風ゼリー」など昔懐かしい人気メニューを再現した。

また、選べる献立提案コーナーは、高、中、低の価格帯別にさまざまなメニューを提案。来場者は業態別や入居者の特別メニューなど、目的に合わせた価格帯のメニューが分かりやすく、各コーナーで多くの来場者の関心を集めていた。

開催に先立って、あいさつした坂口泰也取締役営業本部長は「コロナ禍では提案会の開催が思うようにできなかった。しっかり3年分の提案を行い、何か新たなことを発見して持ち帰っていただきたい」と語った。

同提案会は全国4会場で開催し、大阪会場のほか、5月14日東京、今後は6月18日に広島で、7月2日に名古屋で開催する。