コロナ後も残るマスク習慣

5月4日に沖縄で梅雨入りが発表され、過去10年間で最も早い梅雨入りとなった。今後、奄美から東北にかけての梅雨入りは平年並みになる見込みだが、気象関係者は梅雨明けについては全国的に平年より早く、平年より短い梅雨とみている。

▼新型コロナの感染拡大から3年目に突入し、今でも変異株が増え続けているが、規制緩和が発表されて以降、いつからマスクを外せるのかに関心が集まっている。人との距離を保ちながら屋外で過ごすには必要ないと医療関係者は指摘。梅雨真っ只中でのマスク着用は気分的にも滅入るし、梅雨時にマスク着用時間が長ければ熱中症リスクも高まる。いつ外せるかに関心が寄せられるのは当然で、例年より早い梅雨明けや短い梅雨は願ってもないことだ。

▼しかし、ライオンの調査によるとコロナ終息後も日常的に着用したいとする人は4割弱と意外に多い。もはやマスクが習慣となり、抵抗がなくなったのも事実だ。

▼マスクの不自由さはこの上ないものの、大人数や長時間の飲食を避けたり黙食や会話時のマスク着用など新たな生活行動は、コロナ後も一定部分で残るかもしれない。