豆腐大手の太子食品工業は今月25日から、少量小分けタイプの豆腐「北の大豆絹 50g×8個」「同80g×4個」を新発売する。フードロスが叫ばれる中、欲しい分だけすぐに使え買い置きにも便利な商品の投入で、昨今豆腐市場で高まっている少量小分けニーズに応える。
新商品は少量食べ切りサイズで、シーンを選ばず必要な分だけ使える。賞味期間が17日間と日持ちするので買い置きにも便利。原料には、北海道産大豆を100%使用。糖度が高く、イソフラボンが多い大豆を厳選して使用し、濃厚で豆の味がする商品に仕上げた。
雑味、不快味を抑える独自製法により、素材の良さを最大限に引き出した。さらに消泡剤・乳化にがり不使用で、できる限り添加物を使用しない商品づくりをしている。発売エリアは東日本で、2品合計で年間販売数730万個を見込んでいる。
同社は1984年、北緯44度帯の大豆にイソフラボンが多く含まれることに着目。その後、研究を重ね、98年に健康機能性とおいしさを追求した新ブランド「北の大豆」を発売した。今では年間販売数1千400万個、累計販売数1億5千万個となり、業界有数のブランドに成長した。
大豆の良さを引き出した豆腐で消費者の健康づくりに引き続き貢献していく。