大塚食品は、動物性原料不使用で植物由来のおいしさを引き出す独自製法を導入して開発した「ボンカレーベジ」を3月14日に新発売した。
2月25日発表した製品部の中島千旭製品部レトルト担当PMは独自製法について「小麦粉ルウを使わず、数種類のすりおろした野菜や果実を主体にやさしいとろみをつける製法」と説明する。同製法は既存品にも導入され「応用も可能と考えている」という。
小麦粉ルウを使わない製法に加えて、牛肉・豚肉・鶏肉・卵・乳・はちみつなど畜産物・魚介類を含む原材料を使用せず、具材に野菜と豆を使用している。
ラインアップは、「ビーンズキーマカレー 中辛」と「スパイシートマトカレー 辛口」の2品で希望小売価格はともに税別295円。
「ビーンズキーマカレー 中辛」には、野菜とひよこ豆・大豆・小豆の3種の豆が使用され、「スパイシートマトカレー 辛口」は野菜とひよこ豆・赤いんげん・大豆の3種の豆が使われている。
ヴィーガンのユーザーも意識し、動物性原料不使用に加えて原材料名に表示のある砂糖はろ過・脱色工程で骨炭が使用されていないことを確認。
また、原材料名に表示のあるアルコールは、精製・加工過程に動物由来の物質が清澄剤として用いられていないことも確認している。