フルタ製菓は10月29日、東京・杉並区の杉並第一小学校で、5年生50人超を対象に「セコイヤチョコレート」について出張授業を行った。
これは総合学習の時間を使った企業家体験教育の一環として行われたもの。生徒たちが株式会社を作り、商品の仕入れ、製品作り、販売までを行いながら社会の仕組みを学習する。12月には東京証券取引所からも講師を招き、株式の仕組みを学ぶ予定だ。一部で小学校のレベルを超える内容も含み、独自のコンテンツを作成している。今回は今年第1回目授業となる。
同社は杉並区内に支店を持つことから学校教育コーディネーターの伴野博美氏が声をかけて実現した。授業では企画開発部の堂浦可奈子氏が商品などの解説を行い、児童からは鋭い質問も飛び出した。
あいさつに立った山口享取締役は「お菓子を食べる時は笑顔になり平和になる。チョコや会社のことを勉強して、一人でもお菓子作りに携わってくれればありがたい」と話した。
担当教諭は「単なる会社ごっこではなく、自分たちで立ち上げた会社で来年2月(のバレンタイン)に売ることに向けてフルタ製菓と協力していきたい」と意気込みを語っていた。