ニッスイは、魚の新しい食べ方として「フィッチュロス」を提案している。その名から想起されるように、フィッシュソーセージなどをチョリス風に“カリもち食感”の新感覚スイーツで食べるというもの。10月30日~11月7日の期間、そのおいしさを体感できるイベントを東急プラザ原宿「ハラカド」(東京都渋谷区)で開催している。
コーポレートメッセージ「GOOD FOODS for YOU!」を体現する一環で実施。「フィッチュロス」は同社考案の造語だが、担当者は「10代、20代の若い方々が魚や練り製品について関心を持ったり、食べていただいたり、新たな接点を持つキッカケになれば」と期待を寄せる。
会場ではフィッシュソーセージやちくわを使った「フィッチュロス」とディップソースを提供。ソースは「レーズンバタークリーム」「たくあん&クリームチーズ」「チョコレート」「抹茶ティラミス」など8種類の中から好みの味を選べる。

意外な組み合わせの発端は若年層へのアピールを模索する中で生まれた。昨年来、フィッシュソーセージはメディアへの露出もあって手軽に良質なタンパク質を摂取できることの認知が浸透しつつある。同社「おさかなのソーセージ」の販売にも追い風になっているという。
一方、新提案の背景には、日本国内における魚食の縮小もある。肉類へのシフトが進み、食用魚介類の消費量は過去約20年で約半分にまで減った。
ニッスイはフィッシュソーセージやちくわなどの水産加工品を長年にわたり提供。同社は「若年層にもっと食べていただけるようにしたい」と力を込める。
イベント会場では「魚がもっと食べたくなる新しい“食”のアイディア」を募集。参加者はオリジナル巾着と「おさかなのソーセージ」がもらえる。












