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ブルボン、グミ市場で存在感 「フェットチーネグミ」と「しゃりもにグミ」が好調

 ブルボンは「フェットチーネグミ」と「しゃりもにグミ」が好調に推移しグミ市場で存在感を高めている。

 2023年4月から25年3月のインテージSCIグミ平均購入規模(金額)によると、24年度ブランド別シェアは「フェットチーネグミ」が前年比1.2ポイント増の6.2%、「しゃりもにグミ」が0.6ポイント増の2.4%となった。

 「フェットチーネグミ」好調の主因は価格優位性にある。

 8月4日、商品・営業戦略発表会に臨んだ井手規秀常務取締役は「一番の強みは、味はもちろんだが、主要グミブランドの中で平均価格が最も低いことにある。なぜ値上げをしないかというと市場でグミブランドを定着させるため。今の状況だと値上げをせずにこの秋も継続的にやっていきたい」と語る。

 坂井裕次取締役は、食感や味わいについて「ハード系グミではなく、ハード系ほど硬くない中で、何とも言えない独特の食感が支持されていることが一番。加えて、パウダーの比率が他のグミに比べて高く酸っぱさをしっかり感じられるような商品仕様が支持されている」との見方を示す。

 グミ市場は競争激化により売場も拡大。アイテム数の増加に伴い売上も増加し、改廃も激しいことから、井手常務は「我々としてもフレーバー展開の商品と、ブランド認知を高めるための商品をやっていかないといけない。サブフレーバーを増やしていくのもポイントの1つ」との考えを明らかにする。

 この考えのもと、9月23日、「フェットチーネグミ」から「シャインマスカットホワイトソーダ味」を新発売した。

 シャインマスカット味にホワイトソーダ味を組み合わせることで新たな味わいを作り、他のグミ商品との差別化を図っていく。
 坂井取締役は「シャインマスカット味とホワイトソーダ味はグミではまだ出ていない組み合わせだが、飲料ではシャインマスカットと乳酸菌飲料を組み合わせた商品はここ数年で多く出てきている」と勝算を見込む。

「しゃりもにグミりんご味」
「しゃりもにグミりんご味」

 「しゃりもにグミ」はコアファンに支持され、不思議な食感が動画やメディアを中心に話題を呼び、21年11月の市場参入以降、伸長を続けている。

 「しゃりもにグミ」の特徴については「単に柔らかいだけではなく、噛み込もうとすると逃げるような食感というか、粘りのある食感が受け入れられ、どんどん人気が広まってきている」との見方を示す。

 10月7日には秋冬の旬にあわせて「しゃりもにグミりんご味」を新発売した。

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