5月23日に着任した全国清涼飲料連合会(全清飲)の森本真治専務理事は6月19日、新専務理事就任説明会に臨み、「任期の3年間の中で、全清飲を、より頼りになる存在にしていきたい。そのためには、今まで以上に物事を決められる全清飲にしていきたい」と意欲をのぞかせる。
森本専務理事は1970年5月31日生まれ。55歳。出身地は兵庫県尼崎市。
1994年4月、早稲田大学商学部卒業後、サントリーに入社。入社後、横浜支社に配属されスーパー、コンビニの営業を担当する。
営業からキャリアがスタートしたこともあり、森本専務理事が重きを置くのは現場。
「現場でのコミュニケーションからヒントを得て解決していくということを経験してきたため、専務理事になったからといって机で考えるのではなく、とにかく現場だと考えている」と語る。
現場では雑談と妄想を重視。
「営業もそうだったが、現場で何気ない雑談をしながら“こんなことを実現できたら面白いよね”という話になり、そこから膨らんでいくと、その膨らんだアイデアを実現するためのアイデアを出し合うようになったりする。このような感じで雑談と妄想をする専務理事として動き回りたい」と述べる。
諸課題に取り組みながら、ペットボトル(PET)のボトルtoボトル(BtoB)水平リサイクル率向上に最注力していく。
サントリーでは横浜支社配属後、1996年に函館支店で業務用の営業に携わり、2001年からは広報部に配属。
2010年にサントリーワインインターナショナル(SWI)の企画管理本部に配属され、14年に業務用の営業部を担当。
SWIでは、ボルドーワイン「カステル ブレサック」の販売や、氷入りのグラスにアメリカ発のワイン「カルロ ロッシ」を注ぐ飲み方「ロッシ ロック」の提案に携わった。
2016年にサントリー食品インターナショナル(SBF)の広報部、2022年にはサントリーホールディングスのサステナビリティ経営推進本部課長、2025年1月からはSBF戦略企画本部部長を歴任。
