15.3 C
Tokyo
14.9 C
Osaka
2025 / 11 / 16 日曜日
English
飲料系飲料「サントリー天然水SPARKLING」業務用350mlが倍増 割材としてのおいしさを追求してバー業態など多方面に広がり
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

「サントリー天然水SPARKLING」業務用350mlが倍増 割材としてのおいしさを追求してバー業態など多方面に広がり

 サントリー食品インターナショナルの炭酸水「サントリー天然水SPARKLING」の業務用350mlPETの2024年販売数量が前年に比べて倍増した。

 取材に応じた佐藤匡ブランドマーケティング本部課長は「営業の方の頑張りで多くの外食店に新規採用され、実際に体感していただくことでリピートにつながり、350mlPETは昨年、『サントリーソーダ』と比較して2倍売れた」と振り返る。

 中でもバーテンダー協会のキーマンの方々からの口コミを通じてバー業態など多方面に広がりをみせているという。

 同商品は、飲用時はもちろん、割材としてのおいしさを追求した炭酸水。炭酸水の割材需要に対応して割材で選ばれることが直飲みにも波及するとの見立てのもと昨春に業務用350mlPET、次いで5月に家庭用・業務用兼用で500mlPETが発売開始された。

売場に並ぶ「サントリー天然水SPARKLING」家庭用・業務用兼用で500mlPET
売場に並ぶ「サントリー天然水SPARKLING」家庭用・業務用兼用で500mlPET

 割材需要の取り込みにあたっては、ハイボールなど酒や飲料の割元のおいしさを引き立たせることが差別化につながると考え、サントリーグループの酒類の知見を取り入れて開発された。

 「サントリー天然水」にガス圧をかけて、独自のイオン技術で実現した細かく大量の高密度の泡が特長となっている。なお既存品と比べて最高レベルのガス圧に変更はなくミネラルを増量した。

 ミネラルの添加により、氷に注いでも炭酸の刺激を維持しやすく、ウィスキーなどの酒類を割った際には、酒が本来持つ香りやコクを引き立てるような中味になっている。

 5月20日には業務用350mlの容量を330mlに変更してリニューアル発売する。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点