東海外食物流協会 「魅力的な組織に」 新年懇親会で橋本新会長

中部地区の業務用卸で組織する東海外食物流協会(TGK)は1月22日、ヒルトン名古屋で「2025年度 新年懇親会」を開催した。当日は会員店、賛助会員メーカーなど約120人が出席。懇親会冒頭では、前年の工場視察や研修などへの協力に対し、TGKからニチレイフーズとエム・シー・シー食品に感謝状が贈られた。

今年は役員改選の年に当たり、新たに会長・橋本賢一ジガミホンフーズ社長、副会長・塩野一哉セントラルフーヅ社長、岡松裕介アオイフーズ社長、会計・山本俊正山本食品社長、会計監査・大原英歳大垣ダイワ食品社長、会計監査(外部)・大郷勝宣キユーピー名古屋支店長の新体制が紹介された。任期は2年。

就任あいさつに立った橋本新会長は「近年は新型コロナウイルスに始まり、物価高やエネルギー価格の高騰、深刻なドライバー不足、インフレと私たちの業界を取り巻く環境は激しく変化してきた。加えて、企業にはSDGsへの対応や賃金アップなど多岐にわたる課題への対応が求められている」と現状を説明。

就任あいさつをする橋本賢一新会長
就任あいさつをする橋本賢一新会長

「新年を迎えたが、引き続き厳しい状況が続くと思われる。物価高や供給不足といった課題は短期的に解決する見込みが薄いと考えられる。SDGsへの対応や働き方改革などの企業が取り組むべき課題は山積みとなっている。このような状況下において、私たちはお客様の期待に応え、事業に取り組んでいく必要がある」として、新年度の活動方針を発表した。

25年度は「原点回帰で未来へ」をスローガンに重点目標として「協賛企業の強化」「PB商品の開発」「会員企業の連携強化」の3点に注力。

「メーカーの皆さんにとって、魅力的な会になるよう結束を強めていきたい。1年目からいきなりできるとは思っていない。今年は準備期間として、各会員店がどういった商品を取り扱っているのかなど情報共有を深め、次へつなげていく」(橋本新会長)。

株式会社アピ 植物性素材