尾家産業 関西地区順調 推しグルメを提案

尾家産業は1月21日、25年春季提案会の大阪会場を大阪市の大阪国際会議場で開催した。開催に先立つあいさつなどで尾家健太郎社長は今期業績について順調に推移しているとし、特に関西地区4~12月までの売上高は前期比7%増と順調さを示した。会場入り口には大阪・関西万博を訴求する装飾を施すなど、万博開催に向けた提案も行った。同提案会は大阪会場を皮切りに全国13か所で開催する。

4~12月の売上状況について尾家社長は、重点施策に関して、業態では、ヘルスケアが9%増、中食が15%増。商品ではPBが8%増と「売上伸長に貢献している」とし、得意先の課題としては「人手不足」「値上げ対策」を挙げ、「引き続き課題解決につながる提案をしていく」とした。

会場の提案では、「推しグルメ」を特別企画に、デリ、サラダ、パン、おにぎり、冷凍おかずそれぞれで提案。デリでは電子レンジも活用した時短デリカメニューを中心に同社の管理栄養士などが和洋中デザートと幅広く考案したメニューを訴求。冷凍おかずでは、新たな取り組みとして在宅高齢者向けに、電子レンジで調理可能な簡単で美味しい冷凍おかず10種セットを披露した。

来場者は約900人。また、150社のメーカーが出展し、新商品などをメニューとともに提案した。

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