全国清涼飲料連合会(全清飲)の本庄大介会長は14日、賀詞交歓会のあいさつで経済産業省・サーキュラーパートナーズ(CPs)に参画したことに触れた。
CPsは、サーキュラーエコノミーの実現を目指し、産官学の連携を促進するために経済産業省が設立したパートナーシップ。
全清飲は昨年11月13日に、「清涼飲料用のペットボトルの循環ワーキンググループ」の採択を受けた。全清飲は今後、CPs会員と連携しながら、清涼飲料用ペットボトルの資源循環をさらに推進させる取り組みを行っていく。
本庄会長は「今後、ペットボトルの資源循環に関する課題解決やロードマップの策定を議論する」との考えを明らかにした。
乾杯の発声をした佐々木康行副会長は「本庄会長から昨年の清涼飲料業界の成長、ボトルtoボトルの環境対応、物流対応のお話があった。今年は、昨年の成長を継続させ社会に貢献していかなければならない」と意欲を示す。
来賓あいさつした経済産業省の田尻貴裕大臣官房審議官(GXグループ担当)は「今年はGX(グリーントランスフォーメーション)の実現に向けた政策を大きく飛躍させ、加速させる1年」と述べ、GXへの協力を呼びかけた。
猛暑も手放しでは喜べなくなるほど環境問題は深刻化している。
仲原孝志副会長は、中締めのあいさつで「例年、夏の猛暑を祈念して中締めを行っているが、最近は温暖化の影響により2年連続で災害級の猛暑となっている」と指摘した上で“適正猛暑”とペットボトルの水平リサイクルの成功を祈念。
なお、賀詞交歓会には、関係省庁の来賓のほか会員・賛助会員ら約750人が参加した。