連絡は電話?メール?

初めて勤めた会社でコンピュータと呼べるものは制作の部署にマッキントッシュが数台と総務に3、4台。それ以外は共用PCが何台かで、記者はワープロか手書きで原稿を執筆していた。電子メールはまだ一般的ではなく、事務所は常に電話の話し声で賑やかだった。

▼数年してPCが支給されメールでの連絡が増えたが、取材のアポなどは口頭で説明しないと失礼にあたるとの思いから、先方にその都度電話を入れていた。いまでは、ログが残るので用件はメールにしてくれと要望されることが多い。

▼20~30代の人の多くが電話を苦手にしていると聞く。メールやチャットに親しんできた年代だ。通話よりもチャットやSNSのDMでやり取りする方が楽という気持ちは分からなくもない。

▼私用スマートフォンの電話帳には600件以上の登録がある。そのうち現在使っているのは1割弱ではなかろうか。亡くなった友人、知人の番号もある。二度とかけることはないが、消去するのもためらう。電話帳に登録された氏名に目を落とすたびに故人とのやりとりを思い起こしている。

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