11.1 C
Tokyo
7.8 C
Osaka
2025 / 11 / 23 日曜日
ログイン
English
飲料系飲料「綾鷹」原宿の人気スポットをジャックして“茶会” 計5万本無料配布 ミストとスモークの雲海で新ブランドメッセージ体現
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

「綾鷹」原宿の人気スポットをジャックして“茶会” 計5万本無料配布 ミストとスモークの雲海で新ブランドメッセージ体現

コカ・コーラシステムは9日、東京・原宿の人気スポット・神宮前交差点の両岸にある東急プラザ表参道「オモカド」と東急プラザ原宿「ハラカド」の2つの商業施設をジャックして緑茶飲料ブランド「綾鷹」のサンプリングイベントを開始した。

トレンドの発信地で感度の高い若者が集まるとされる場所にブランド体験の場を設けて、戦略的ターゲットに定める20‐30代との接点拡大が目的。

イベントは「綾鷹 雲海イマーシブ茶会」と題し「ハラカド」6階屋上テラスで21日まで開催される。期間中、「綾鷹」本体(緑茶)メインパッケージの650mlPETを無料配布する。配布本数は「ハラカド」で3万本、「オモカド」で2万本を予定している。

「綾鷹」本体(緑茶)650mlを総計5万本を無料配布する
「綾鷹」本体(緑茶)650mlを総計5万本を無料配布する

メイン会場となる「ハラカド」では雲海が出現。雲と同じ大きさの水粒を発生させるミストと、噴出した煙を冷却して発生させたスモークで雲海を演出する。

雲海の演出は、新ブランドメッセージ「自分のリズムでいこう。」に基づくもの。

9日取材に応じた日本コカ・コーラの下永加奈子マーケティング本部トータルティーカテゴリー事業本部緑茶事業部ディレクターは「常に情報やノイズに囲まれ、なかなか自分のペースを取り戻せないというのが今の一般の消費者かと考える。日常の喧騒から離れたスペシャルな空間で『綾鷹』の新しい味わいとブランドメッセージを体現した」と説明する。

日本コカ・コーラとしてはブランディングの一手法として体験の場を重視している。

雲海の演出
雲海の演出

日本コカ・コーラの塩田悠二マーケティング本部エンドトゥエンドエクスペリエンス部シニアマネジャーは「いろいろな情報がある中で、ブランドの名前や特徴を知っているだけではなかなかその人自身に定着せず、行動のきっかけにならない傾向が近年強まっている」と指摘する。

今回のイベントは、ブランドメッセージの自分事化を意識。「製品をいい環境の中で少し深く体験していただくことがファンづくりにつながると考え、我々としては力を入れ始めている」と語る。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点