実は「ハーブカレー」 タイカレーの魅力発信 ヤマモリ

ヤマモリは発売25年目を迎えたタイカレーの提案を強化する。多くのハーブを使用していることを踏まえ、その魅力を「ハーブカレー」として訴求する。主力商品「グリーンカレー」などに加え、2月発売の新商品で「究極のハーブカレー」「ハーブカレーの最終形」(同社)と位置付ける「ゲーンパー」の育成に取り組む。

同社は1988年、タイに進出。2000年から現地で生産したタイカレーの日本での販売を開始した。現在のラインアップはタイカレー9品とガパオライス1品の10品。また、タイフードとして、この10品にタイ料理合わせ調味料やナンプラーなどを加えた27品を展開する。

ヤマモリのタイフードのコンセプトは「本格タイ料理で気分転換」。特に同社は「タイフードはハーブが命」との考えからタイカレーにも指定農場で栽培するフレッシュなハーブを使用。その爽やかな香りや辛味を生かした味づくりに取り組んでいる。

例えば「グリーンカレー」はこぶみかんの花、こぶみかんの皮、スイートバジル、レモングラス、パクチー(根)、ガランガル、唐辛子(緑)を使用する。一方、「ゲーンパー」はこぶみかんの葉、ホーリーバジル、ガチャイ、レモングラス、ガランガル、唐辛子を使用している。「多くのハーブを使用し、ココナッツミルクを使用しないことで、すっきりとした爽やかな香りがダイレクトに感じられるような味」(同社)に仕上げた。

ヤマモリは4月上旬、都内で「タイカレープレスセミナー」を開催し、タイカレーの施策を紹介した。5月には11、12日に東京・代々木公園イベント広場で開かれる「第24回タイフェスティバル東京」、18、19日に名古屋・エディオン久屋広場で開かれる「タイフェスティバル in 名古屋」にそれぞれ出展する。新商品「ゲーンパー」の試食などを実施する予定だ。