12 C
Tokyo
13.7 C
Osaka
2026 / 02 / 14 土曜日
ログイン
English
流通・飲食小売日本生協連 総合力で「地域の守り手」に 若年層獲得が優先課題

日本生協連 総合力で「地域の守り手」に 若年層獲得が優先課題

日本生活協同組合連合会は2024年度、健康・国産原料・時短をキーワードに、変化時代における人々の「ふだんのくらし」を支える。若年層獲得に向けては身近なSNSなどの情報発信を強化、生協を自分ゴト化してもらいトライアルにつなげる。

藤井喜継代表理事事業担当専務は直近の消費傾向について「節約志向から利用点数は減少しているが、豆腐や納豆、牛乳など日配品は前年より高く推移。生活必需品が多く購入され家庭用品は買い控えている」など説明(2月6日の方針説明会)。

利用人数・点数が減少している宅配事業については「成長が止まっているという認識。利用者同士の口コミの繰り返しで成長してきた事業で、コロナ禍で急拡大してから広げ切れていないが拡大余地は十分にある」とし、空白マーケットの若年層獲得を第1課題とした。

若年層との接点強化に向け、女性向けweb媒体にて、タレントの池田美優(みちょぱ)さんを起用した情報発信を実施している。生協未加入者が宅配を手軽に試せる「TRY CO・OP」は、興味を持った人に積極的にアプローチして利用につながった成功事例を、各地域生協が共有することで次のトライアルにつなげる。これに向けて若年層推進部会を立ち上げた。

総合アプリにも注力する。組合員が購入しそうな商品をAI予測する注文予測型レコメンドは利便性向上につながっていることから、さらなる導入生協の拡大を目指す。

土屋敏夫代表理事会長は、将来的な人口減少や人手不足、インフレなど危機的状況を見通したうえで、改めて生協の存在意義について説明。

「小さい地方の生協を含め、すべての人が利用できるという強い使命感を持っている。パイの縮小は現実で、もはや右肩上がりの数字議論だけを基準にしてはいけない。各地域の人と長く付き合い若い世代から長く支持してもらうため、食・福祉・共済など生協の総合力を生かして組合員とのタッチポイントや役立つ場面を増やし、地域の守り手であり続けたい」と力を込めた。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。