11.3 C
Tokyo
5.9 C
Osaka
2025 / 11 / 11 火曜日
English
流通・飲食中食・惣菜全調食 ビジネス創出へ「世の動き察知を」 理事会で岩田理事長
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

全調食 ビジネス創出へ「世の動き察知を」 理事会で岩田理事長

全国調理食品工業協同組合は9日、広島市のホテルグランヴィア広島で「令和5年度第1回理事会」を開催した。関係者39人が参加し、冒頭、能登半島地震の被害者へ黙とうを捧げた。

あいさつに立った岩田功理事長(岩田食品社長)は「世の中も業界も大きく変わった。決してコロナ前に戻ったわけではない。世の中の動きを察知し、新たな商品やビジネスを生み出さなければならない」と述べた。

会では令和5年度の収支見込みと6年度の予算案、若手育成研修会などの議案が承認され、新会員として鮎家(大津市)、一イ大畑食品(焼津市)の加入が決まった。また、各ブロックの代表がイベントでの佃煮配布や子ども食堂への寄贈といった活動について報告した。

6年度は5月20~25日にハワイで通常総会、10月3日に大阪市で秋季組合大会、来年2月6日に仙台市で理事会を開く予定。

岩田理事長の話

広島での開催は平成25年の通常総会以来だが、理事会としては初となる。新年度はハワイの総会を予定している。ただ、参加できない方もいるので大阪で秋季大会を開き、年に1度は皆さんで意志の疎通を図りたい。

今年度は若手の研修会をニューヨークで開催し、世の中が進んでいることを痛感した。業界も大きく変わり、今までとは違う消費スタイルが作られている。お正月のおせちや節分の巻寿司といった大きなイベントでも変化を感じる。あと2、3年もすれば団塊の世代が80歳前後となり、巨大な消費層が消失する。その塊の中でビジネスをしてきたが、もっと大きな消費変化が起こる気がする。世の中の動きを察知し、次なるビジネスを生み出さなければならない。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点