高野山の新たな名物に 植物由来の精進ヌードル 4社コラボで誕生

高野山の特産品であるごま豆腐を製造販売する角濱總本舗はこのほど、高野山への参拝客や観光客を輸送する南海電鉄、フランス・パリなどの各地でラーメン店を展開する龍旗信、植物性素材を展開する不二製油と共同で、高野山にふさわしい植物由来の“精進”ヌードルを開発した。

インバウンド需要の増加や健康食ブームが高まる中、精進料理の要素を取り入れたオリジナルヌードルとして「角濱式高野山ヌードル」(みそ味・白湯味・塩味)の3種類を先月から、高野山の「角濱ごまとうふ總本舗 小田原店」で提供している。税込1千100円。

角濱總本舗は1972年の創業以来、高野山にて精進料理に欠かせないごま豆腐を製造。総本山金剛峯寺をはじめ山内の各寺院にごま豆腐を納めているほか、特産品として参拝客からも親しまれている。

「角濱式高野山ヌードル」は角濱總本舗、不二製油、龍旗信の3社がコラボレーション。スープには角濱ごま豆腐の搾り汁と、動物性食品ならではの満足感を表現する不二製油の植物性技術MIRACOREを活用した植物性ダシを使用。国内外でラーメン店を展開する龍旗信のノウハウで、植物性のスープでありながら深い味わいを楽しめる“精進”ヌードルに仕上げた。麺は、生の米粉を使用し、ロール圧延製麺機で生ラーメンに近い食感に仕上げたグルテンフリー麺を使用する。

「日本を代表する大衆食のラーメンが、2024年に世界遺産登録20周年を迎える高野山の食の楽しみの一つとして広がっていくことで、新たな高野山ご来訪の動機づけになってほしい」と期待を寄せる。

5月8日は「#ぬか漬けの日」アイデアレシピ大募集
優秀作にはプレゼントも